DESのパリティビット

引き続きDESを追っていますが、妙なことに気づきました。
鍵は64bitをフルに使用しているのですが、鍵のうち、LSB(Byteの方)を変化させても暗号文が
変化しないことが(一部)見受けられます。

例)
$ openssl enc -des-cbc -in wiki_des.txt -out wiki_des.000 -iv 6574F9A51995FF0C -K FC58F51117E33700
$ openssl enc -des-cbc -in wiki_des.txt -out wiki_des.001 -iv 6574F9A51995FF0C -K FC58F51117E33701

$ md5sum wiki_des.*
9f629fc04447bf95d6ea8e81166a7d73 wiki_des.000
9f629fc04447bf95d6ea8e81166a7d73 wiki_des.001

これはopensslの挙動です。(元はM2Cryptoで発見)
念のため、PyCryptoでも確認しましたが、同様の結果です。

って、よくよく考えたら、DESは64bit鍵を使用するとはいえ、実質56bitです。
足りない8bitはどこへ行ったのかといえば、それがパリティに使用されていると。

正確には

それぞれのバイトの最下位ビットはパリティビットである。

なので、これはこれで正しいのだと。
納得。
実際にいじってみないと分からないこともあるもんですな。
(単に私がぼけてるだけ?)

当然ですが、上記の例で言えば、下記の2つの鍵の出力は同じ出力になります。
FC58F51117E33702
FC58F51117E33703
駄目押しですが、
FC58F51117E33701
とはまったく違います。